校長あいさつ

「学校・家庭・地域の共育による 児童生徒の確かな学びと社会参加・自立を支える学校の創造」

~学校・地域・保護者による「共育」の展開へ~

校長 上 村 喜 明

 

 本校は、昭和33年に開校した北海道で最も歴史のある特別支援学校知的障害教育校です。

 開校当初は、札幌市白石区に校舎を置いていましたが、平成4年4月に現在の厚別区厚別町山本に移転しました。

 現在は、本校のほかに共栄分校(北広島市)と高等部生徒対象の白桜高等学園(白石区東米里)を有しています。また、訪問教育を実施しており、障害のある児童生徒の幅広い教育的ニーズに対応しております。

 本校については、令和6年度は小学部と中学部の在校教育と訪問教育を合わせて183名の児童生徒が学んでいます。児童生徒は、地元の厚別区をはじめとして市内各区から通学しており、スクールバスも運行しています。

 本校では、「一人一人のよさ・可能性を最大限に伸ばし 健やかで主体的に学び続ける児童生徒を育てる」を学校教育目標に掲げ、児童生徒の自立と社会参加に向けて、児童生徒の生きる力の育成に取り組んでいます。

 児童生徒一人一人のよさ・可能性を最大限に伸ばし、健やかで主体的に学び続けるためには、学校内での学習活動だけではなく、保護者、関係機関等の皆様と地域の皆様とともに児童生徒が育つ様々な学習場面(環境)の充実を進め、学校教育で身に付けた力を生かしていくことが大切です。

 現在の社会状況やそれに伴う学校教育の変化も受け入れながら、今まで本校で大切にしてきたことと今の時代に応じた良さ、そしてこれからの未来を創造した教育活動の展開が期待されます。

 児童生徒は一日一日、一つ一つの学びにチャレンジしています。そのチャレンジを支え、児童生徒が経験したこと、体験したことなどが一人一人の成長につながるよう、教職員はもとより、学校、家庭、地域、関係機関の皆様と連携・協力して、児童生徒にとって有意義で安心・安全で充実した学校生活となるよう「共育」して参ります。

 

児童生徒や保護者の皆様が「札幌養護学校に入学してよかった」また、地域の皆様が「札幌養護学校がこの地域にあってよかった」と思っていただけますよう教職員一同精一杯取り組んで参ります。

保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様、本校の教育活動に一層の御理解と御協力、温かい御支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 ホームーページでは、本校の教育内容などを紹介しております。また、ブログでは教育活動や児童生徒の様子を紹介しております。ぜひ、御覧ください。

 

 なお、札幌養護学校白桜高等学園と札幌養護学校共栄分校につきましても、ホームページを開設しておりますので、ぜひ御覧ください。

令和6年4月